雲仙田代原地区の放牧草原及びミヤマキリシマ群落の再生のための草地整備

申請団体

特定非営利活動法人 奥雲仙の自然を守る会

活動する国立公園

雲仙天草国立公園

地域名

雲仙

活動内容

  • 田代原草原内のイヌツゲやノイバラなどの牛の不可食雑草を除去し、牛が下草を食べることによるミヤマキリシマ周辺の除草効果を高めることを目的に、広範囲での機械を入れた雑草除去を行う

報告内容

雲仙天草国立公園雲仙地域は昔放牧が盛んな地域であり、放牧によってできた草原内には葉や枝に毒のあるミヤマキリシマ(ツツジ類)が広く群生していました。しかし近年、放牧牛の減少や放牧者の高齢化、人手不足等により草原の森林化が進み、草原やミヤマキリシマ群落が大きく減少しています。

地域に唯一残る田代原牧場の放牧草原とミヤマキリシマ群落を保全するため、放牧地内の草刈作業を行いました。4日間にわたり作業を実施し、広範囲の灌木や雑草が除去されたことで、牧野景観やミヤマキリシマの生育環境が改善しました。